ミュージシャンに愛されていたコアな老舗ブランド
Excelledのシングルライダース、７０年代紙タグ仕様
各部ZIPPER、首元ホック破損でしたが革味はいい風合い
ジップポケットを斜めに並列、立体ポケットを２つ追加
背面襟下のシンメトリーなカーブを利用してデザインポケットに。
しっとり、且つしっかりした革質を活かす為、極力芯材を使わず
ジャケットそのままの風合いを尊重し、程よいクタリ感を再現
内側は、紙タグと内装中綿キルティングを再利用で製作、
青錆発生で機能不良の首元のホックは、革で包んだ仕様に変更
襟下ラインの中央ポケットは開くと不敵な笑みをたたえてくれる
ヴィンテージジャケットに付き物のメインジップ付け根破れや袖ジップの破損も
バッグとしての機能やデザインに移行する事で問題解決出来るという事例
今回は個人的に大好きな経年焦げ茶色レザーの製作だった為、
作業中はずっと、オイルを塗り込みたい衝動を抑えるのに精一杯
鈍い艶光りを放つ完成後のOILアップに、我慢が報われた瞬間を感じました